Q&A

病気・ケガについて    その他

Q:うちのチワワの夫婦に初めて子犬が生まれます。どのような準備が必要ですか?

A:一般に超小型犬のお産は大変難産が多いといわれています。実際当院での帝王切開の症例も5kg未満の小型犬が圧倒的に多いです。

難産の一番の原因は、過大胎児だといえます。妊娠1ヶ月頃から母犬のお散歩を多めにしましょう。お腹が大きくなるほど嫌がりますが、負けずに連れ出して歩かせてください。また、高カロリーの餌は必要ありません。運動不足と過食が、お産の一番の大敵です。

初めてのお産は、母犬もそうですが飼い主さんも慣れていないことが多く、飼い主さんの不安な態度や周囲の取り込んだ雰囲気で、母犬の陣痛が止まってしまうことがありますので、できるだけ静かで母犬が落ち着ける環境が必要です。

病院側としましては、できれば出産予定日の1週間前位にレントゲン検査で、胎児の数と大きさ、位置関係など確認しておく事をお勧めします。この時点で、帝王切開の確率もある程度判断できることが多いからです。

陣痛が始まってからの経過には細心の注意が必要です。1時間くらい待っても子犬が生まれてこない場合は、自然分娩は難しいと思って良いのではないでしょうか。帝王切開も考慮に入れて主治医に連絡して下さい。体力のない小型犬の帝王切開は、母犬が長時間の陣痛で疲れ切ってしまってからでは、産後の子育てにも影響が大きく、また手術しながら子犬の蘇生等の迅速な対応も必要で、術前術後の管理、母犬に対する産褥経過の管理等、熟練した技術と経験が問われる案件であり、その場に居合わせることの多い飼い主さんにとっては、主治医の腕前がハッキリ判る良い機会ではないかと言えます。

ガッカリに終わってしまわないように、シッカリ先生と打ち合わせておきましょう!!!


Q:子犬(子猫)が生まれました。(保護しました)どうやって育てたらいいですか?

A:生後3週までは哺乳で育てます。母親がいれば預けておいて良いかと思いますが、育児放棄されたり、母親無しの場合は飼い主さんがしなくてはなりません。
空腹になるとピーピー騒ぎますので、その都度、哺乳、排泄、清拭、保温と頭数が多いときなどは1日中付きっきりになるほど相当手間ヒマかかります。母親の偉大さと苦労を実感する場面ですね。

生後3から5週目で完全に離乳します。離乳食は市販のものが使えるでしょう。
生後1ヶ月で1回目の駆虫をします。これが非常に重要です。蛔虫中毒症になってしまってからでは、治療が非常に困難になる場合があります。

生後2ヶ月と3ヶ月で2回ワクチンをしてあげてください。そこから1年に1回追加接種してあげれば免疫力の弱い子も安心です。

毎年4月は狂犬病予防接種の月です。初めての時はお知らせが来ませんから、注射の日程などは自治体の広報を気をつけてみてください。集合注射に行けなかった場合は、かかりつけの病院で、個別に受けられますので、必ず受けて下さい。

毎年5~11月(栃木県南部)は、フィラリア症予防の季節です。虫が心臓に感染してしまってからでは駆除が大変ですので、毎月の確実な予防が大変重要です。
毎月体重が増える子犬は、大変ですが体重にあった薬用量が必要ですので、
何回かに分けて処方することをおすすめいたします。

12月、1月、2月の寒い時期は、定期検診をおすすめいたします。当院では、
ワクチン接種時に検便その他の簡単な検査は実施していますが、その他の検査をしてあげて下さい。飼い主さんが気がついていない重大な疾患を発見できることもありますし、健康時のデータがあると、いざというときに非常に参考になるものです。


Q:動物取扱業者について教えて下さい。

A:「動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律」が平成18年6月1日に公布されました。これにより動物を扱う事業者は、県に申請登録をして、免許を受けなければ営業できなくなりました。動物取扱業規制の対象範囲は、施設の有無を問わず、「業として」、動物の販売等の一定の業種(販売、保管、貸出し、訓練、展示)を行なう者。となっており、ペットホテルを看板に掲げている事業者はこれに含まれます。

当院は、県へのペットホテル登録はしていませんので、不特定の方へのお預かりはしておりません。しかし、当院でワクチン接種をされた患者さんに対しましては、接種後の健康状態確認のための入院は随時お受けできます。

飼い主さんがご旅行などでお出かけの際には、お留守番や慣れないペットホテルなどでの健康トラブルがご心配の時には、いつでもご連絡いただければ幸いです。


Q:うちの子の前歯が鮫の歯みたいに重なってますがどうなっちゃたんですか?

A:お宅のわんちゃんは現在生後何ヶ月目ですか?多分6~8ヶ月目位ではないでしょうか?その頃の犬や猫は人間の子供と同じように歯の生え替わりの時期なのです。
普通じゃれ合っているうちに自然に抜けてしまうので、生え替わりに気づかない飼い主さんも多いのではないかと思いますが、超小型の室内犬種の中には乳歯がいつまでも抜けないでしっかり残っている子が時々診られます。
これが乳歯の遺残と言い、特に門歯(前歯)と犬歯(牙)に多く診られます。放置しておくと、永久歯や歯肉にも悪影響を及ぼす心配がありますので、1歳過ぎたら抜歯の必要があります。

最新の機器で安全確実に抜歯ができます。お気軽にご相談下さい。

今まで犬や猫は虫歯にならないと言われていましたが、食事内容の変化から最近は虫歯になる例も診られます。また中には、歯石除去のためにと思われたのか歯の弱い子に堅い蹄などをホームセンターなどで見つけて来て噛ませた結果、奥歯が欠けてしまったケースなどもありました。お気をつけ下さい!
一般家庭で飼われている犬の約8割が歯周病にかかっているとの報告もありますし、猫の口内炎も非常に良く遭遇するようになりました。

歯周病の主な原因は歯垢です。歯垢は蓄積すると石灰化して歯石となります。

『最近うちの子は歯が茶色になってきた』とおっしゃる飼い主様!それは歯石です。人と違い犬猫はコーヒーや紅茶など飲みませんし、タバコも吸いませんから、歯の着色の素になる物の摂取はまず有りませんよね。それから、
『最近うちの子に舐められるととっても嫌な臭いがする』とお感じの飼い主様!それも原因は歯石でしょう。そんな時は、是非歯石のお掃除をしてあげてください。

歯石は進行すると歯肉炎、歯周炎など様々な病気を引き起こします。歯が抜けてしまったり、歯根にたまった膿が目の下の皮膚に穴を開けて噴出します。犬歯の歯根が化膿すると鼻孔から排膿する症例も診られます。また歯石は細菌の巣ですから菌自体やその毒素が全身に回って病気を起こすことなど、最近の人医学の方でも騒がれていることはすでにご存じかと思います。そうなってからでは取り返しがつきませんので、定期的にお口のチェックをしましょう。

歯石除去は全身麻酔下で行いますので、若齢(5歳未満)では必要有りませんが、中高齢の場合は事前に血液検査をして体調を確認いたします。基本的に日帰りでできますのでお気軽にご相談下さい。

基本料金を下記にご呈示しておきますので、参考にしてください。

【マウスケアドック料金】

◎ 歯石の除去(麻酔料を含む) \10,000
◎ 血液検査(血清酵素検査)   \6,000
◎ 血液検査(血球検査)     \2,000
◎ 乳歯遺残犬歯抜歯(1本)   \3,000
◎ その他の犬歯抜歯(1本)   \1,000
◎ 上記以外の抜歯 (1本)    \500
※ ワクチン会員割引あり    -\2,000
※ 抜歯のみの場合は犬種:体重により別途麻酔料金がかかります。